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骨盤は、「とにかく締めればいい」というものでもない!

骨盤矯正に興味があり、美しいプロポーションを保ちたい女性であれば、「骨盤の開き」は気になるもの。

骨盤が広がったまま定着してしまうと、その骨格の上に脂肪がついてしまい、腰回りが太くなってしまう…だから、骨盤はとにかく「締めれば締めるほどいいんだ!」なんて、そんなイメージを持っていませんか?

答えはノーです。骨盤は、「締めればいい」というものではありません。

骨盤は、上半身と下半身をつなぐパーツであると同時に、内蔵を守る骨です。体の運動によって稼働するのはもちろんですが、内蔵の動きに合わせても伸び縮みをしています。

もし骨盤を締め付けっぱなしにすると、たとえば大腸の働きが鈍り、便秘や、そこから誘発される肌荒れなどの不調を招くことがあります。あるいは女性にとって大切な卵巣や子宮なども働きがわるくなり、女性特有の病気を引き起こすきっかけになる場合も考えられます。

骨盤は、じつは1日の中で自律神経の働きに合わせて、自然に開いたり閉じたりしています。

リラックスタイムには筋肉がゆるんで開き、活動すべき時間には閉じる。主に朝は閉じ、夜は開きます。骨盤はこのように1日の中で、開く・閉じるというリズムを繰り返しながら、本来の逆三角形の形を保っているのです。

骨盤矯正においては、とにかく閉じればいいとかではなく、体の動きに合わせて稼働するしなやかさと、元に戻るための力をサポートすることが一番大切です。

ただし、運動不足などで体に筋肉の少ない方は、骨盤が開いたままの形になっていることが少なくありません。

本来開いた骨盤は、腰回りの筋肉の動きによって自ら元の形に戻ろうとしますが、この筋肉が不足していると、力が弱く、元に戻れずに開きっぱなしになってしまうことがあります。また、体が固く仙腸関節(骨盤の腸骨と仙骨をつなぐ関節)や股関節が固い方も要注意です。

骨盤周辺の筋肉を鍛えるオススメの運動は、体をひねる運動です。まっすぐに立った姿勢で、後ろに振り返るように体をひねり、右手で左の腰を、左手で右の腰を掴み5秒間キープ。これを左右5回繰り返します。体がひねられると、骨盤を支える大腰筋のストレッチとトレーニングになり、骨盤矯正の助けになります。

なお、ひねる運動を行う場合、勢いよくひねるのは骨に負担がかかりますので絶対に禁物です。とくに腰や背骨にトラブルがある方はヘルニアを起こす場合もあります。専門医の指導において行うようにしてください。